昨日の夜、久しぶりに奥さんとケンカした
100%僕が悪いんだけど、誤り方が悪かったせいもあって険悪なムードになった
その雰囲気に耐えられなくなったので、僕は1人さっさと寝室に行き寝てしまった
リビングでは奥さんが子ども達と格闘している声が聞こえるけど、それも無視した
その内、子ども達がベッドに来た
いきなり不機嫌になって、遊んでもくれないパパに対して子ども達は不満げだった
「気分が悪い」とだけ伝えて僕は寝続けた
子ども達は僕と遊ぶ事を諦めてリビングに戻っていった
しばらくして、奥さんと子ども達が寝室に入ってきた
僕はベッドに入ってはいるけど、もちろん寝られる訳はないので、子ども達が寝たと思われるタイミングでリビングへ移動した
「さて、これからどうしようか?」と考えていた
「友達に連絡しようか?」
「まだ金曜日の10時過ぎだし、誰かしらつかまるだろう」
と、その時
なにやら階段を下りてくる音がした
奥さんが降りてきたのかな?と思って、しばらく後ろを振り返れなかった
30秒くらいたった頃、後ろを振り返ると
そこにいたのは、ゆうりだった
ゆうりは、買ってもらったばかりの仮面ライダーのベルトをいじっていた
遊びたくなって降りてきたのかな?と思い
「どうして下に来たの?」
と聞いてみた
そうしたら
「だってパパが大好きだから」
と答えた
その瞬間、色んな感情がこみ上げてきた
僕は息子を抱きしめて泣いてしまった
「ゆうり、ごめんね」
と言うと
「一緒に上に戻ろう」
と言ってくれた
そして可愛らしい笑顔で僕の手を引っ張ってくれた
僕は泣きながら笑った
2人で手を繋いで階段をのぼり、ベッドに入った
僕は奥さんに、もう一度謝った
きっとまだ怒っているだろうけど、返事は返してくれた
僕は、その後グッスリ寝てしまった
この夜、僕の元に降りてきたのは天使だった
いつもは、子どもの顔をしていてイタズラしたり、ママとパパを怒らせてばかりいる天使
でも家族がバラバラになりそうな時、優しく微笑みかけてくれる
そんな天使が家にはいます
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